本物の時代　〜本物ってなに？

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最近、髪を切りました。行きつけの美容室の担当のMさんは、職人そのものです。
特にオーダーしなくても、いつも今の気分に合った髪型に仕上げてくださいます。

Mさんを見て、パッと浮かび上がって見えるのは、宮大工、植木職人とその時々で専門分野を極めていた過去生です。何百人もの門弟を抱え、背中で見せるスタイルは、古き良き時代の親方を彷彿とさせています。

今現在のMさんは、カリスマ美容師とし店舗を率いながらも、技術開発に勤しみ、それらの技法を自ら新人さんにまでくまなく丁寧に教える、新しい職人像を確立していらっしゃるようです。

今の時代に合わせ、ご自身の技術をAIで再現なさる取り組みを伺って、輪廻を通して、職人さんとして最高レベルを極められるのだなと感銘を受けました。

本物ってなに？

今から始まる〝風の時代〟は偽物が淘汰され、本物が残ると言われています。
風が吹き荒れ、メッキが剥がれるイメージです。

『本物』と聞くと、自分には程遠いと思いがちですが、本物とは、Mさんのような職人レベルでの『本物』というハードルの高いものではなく、嘘のない自分自身なのではないでしょうか。

嘘のない自分とは、心と行動が一致し、曇りがない状態の自分なのだと思います。

嫌な人との表面だけのお付き合いなど、私たちは、自分の心に従っていない場合が多々あります。

私たちの目の前に起こる出来事は、心をスクリーンに映し出したものです。
想いと言動が一致していなければ、心が曇り、スクリーンにフィルターがかかったように、目の前の現実も想いとは違ったものとして映し出されます。

思い通りの現実を創造するのは、自分に対して嘘偽りのないことが大前提です。
まずは、小さなことから心の声に素直に従ってみませんか。

嘘のないスッキリとした心持ちでいること、そしてまた、自分にとって心地よい選択をすることで、私たちは本物として輝き、思い通りの現実を創ります。