生き霊が憑いた ②
初めは何が何だか訳がわかりませんでした。
とにかく、生き霊となって取り憑いた教祖さまが、24時間、耳元で話し続けます。
生き霊は教祖さまの、魂。
真実の姿でした。
母の病気を理由に会に参加しましたが、その目的を忘れ、自分の魂の成長のために一心に妄信するようになっていました。
教祖さまの言うことは絶対正しい。
あれやこれや耳元で一挙手一投足を指示されるがままの、生き霊と一緒の生活が始まりました。
魂には昼も夜もありません。
私が何をしようが御構い無しに、話し続けました。
時には、夜中に首を絞められたこともあります。
どうしても車で出かけなければならない時には『〇〇道路で事故に遭う』と脅されもしました。
その間、生身の教祖さまとはほとんど会うことも話すこともありませんでしたが、
全てのことは、そのまま教祖さま自身にも、筒抜けでした。
教祖さまは、私を完全にコントロールしたかったのです。
毎日、24時間、魂の会話をするうち、段々と教祖さまの本性に気づいていきました。
『俺はスターになりたい』
これが教祖さまの本心でした。
ギャグでも何でもなく、本当にスターになりたいと魂が渇望していました。
たくさんの人を集め、崇め奉られる。その中で、自分の歌や言葉で人々を魅了する。
粉飾された教祖さまの実像に気づいた時、それが光、神と信じていた私は、愕然とし、笑うしかありませんでした。
気づいたら、どうにかして、生き霊に取り憑かれた状態を何とかしなければなりません。
10年前の当時は、エネルギーワークや浄霊などは出来ませんでしたので、
気づいてから日も浅いうちに、友人を通じてあるお寺のお坊さんを紹介してもらい、お祓いを受けました。
お祓いを受けたからといって、直ぐに生き霊が居なくなる訳ではありませんでしたが、
引越しで環境を変えたり、意識しないことで、日にち薬で段々と生き霊との通信は途絶えていきました。
私にとって、生涯忘れられない体験でしたが、
振り返ると、その数ヶ月は、数年分の濃密な経験となり、
見えないガイドと通信することや、浄霊を含め、エネルギーをセパレートすること、魂との会話、ハイヤーセルフのメッセージを受け取ること
全てのことをその期間に経験し、また、過去生での経験までも一気に思い出すことが出来ました。
生き霊が憑く
というのは、テレパシーレベルでのエネルギーの交流です。
どんなに相手が電波を発しても、受け手が受け取らなければ問題はないのですが、
当時の私は、教祖さまと熱心な信者という関係でしたので、どうしようもありませんでした。
熱心な信者でも、どんな時も、いつも自分をしっり持っていれば、何の問題もない事です。
そして、その事で一番学んだことは
『自分の感覚が一番正しい』
ということです。
少しの違和感でも、それは何らかのメッセージです。
違和感がありながらも、先生がそう言うから。皆んなが認めているから。と自分の想いを打ち消すことは、もうしたくありません。
人の言うことは、その人のストーリーです。
私たちには、それぞれに別々のストーリーがあります。
誰かを神のように崇拝したり、物やお守りをご神仏のように大事にしていても、
自分のエネルギーフィールドを明け渡しては、自分自身の思い通りの人生を創り出すことは出来ません。
誰を思っても、何をしても、いつもエネルギーを自分のものとして所有し、
自分の心に正直に、そのままの想いにストレートに行動することが、
思いを現実化し、本来の自分を輝かせる、最大のポイントです。
全ての人が輝く笑顔で、それぞれの人生を謳歌する。そんな世界を願います。
現在私は、宗教団体、NPO法人、あらゆるコミュニティ等、一切関わりはありません。
アイリスでのセッション、ワークショップは一期一会。
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