自分を思い出す
私たちの今回の人生のプログラムの元となっているのは、過去生の出来事の数々です。
過去生の思い残しや強い想いは、その場面が写真や動画となって切り取られ
そこにその時と同じエネルギーが宿っていて、何年経っても、私たちの中で生き生きと息づいています。
私たちは、それらの画像を元に今回の人生の意味や目的を決め、プログラムを組んで生まれて来ています。
プログラムの内容は人それぞれで、100人いれば100通りです。
今、なぜ目の前の出来事に遭遇しているのか？
友人知人、家族との古の縁はどういうものなのか？
なぜ今の仕事に就いているのか？
ほんの小さな出来事や感情の揺れがキッカケとなり、自分の人生の設計図を思い出すことに繋がります。
綿密にプログラムを組んでいても、ほとんどの人は、その設計図を忘れ、記憶喪失になって生まれるよう仕組まれています。
全てをすっかり忘れて生まれてくることで、幅広く自由に経験し、そこから新たな学びを得て、魂を進化させることが出来るからです。
それは、台本を覚えず舞台に立ち、朧げな記憶を頼りに試行錯誤しながら物語を上演しているようなものです。
今現在、ままならない状況にある方は、その状況こそが、過去生の出来事とリンクしているのかもしれません。
未消化な想いや衝撃的な出来事は、人や場所を変えても、同じことを繰り返したり
経験のために相手と立場を逆転させた状況を創り出すことがあります。
目の前の人は自分の写し鏡というのは、プログラムに則り、自分の抱えた画像をそのまま外に映し出していることに他なりません。
些細な出来事も、記憶を呼び戻すキッカケになります。
プログラムを思い出すことが出来れば、どんな出来事も予定調和のこととして余裕をもって取り組めるはずです。
さらに、今世の目的がハッキリすれば、生き生きと人生そのものを楽しめるようになるかもしれません。
前世で消化しきれなかった出来事に繋がる目の前の問題を解決出来れば、もう二度と同じような出来事を引き起こすことはありません。
プログラムは、たくさん抱えた過去生の出来事のエネルギーを一つ一つ浄化するよう働きます。
良いことも悪いことも「〇〇したい」「〇〇しなければならない」
という想いの数々は、自分を知り、自分が神の一部分であることを思い出すためのものです。
自分の抱える全ての未消化のエネルギーを浄化することで、自分を形作るものから解放され、大いなる一つと一体化していきます。
(十牛図でいうところの八枚目、人牛倶忘)
自分の枠から解き放たれると、心を煩わせることは何もなく、未来に理想を追い求めることもありません。
気持ちよく、愛とユーモアあふれる今ある現実にゆったりと身を委ね、十分に満たされた想いを実感するだけです。
自分の外側に映るものは自分の内側にあるもので、自分の内側は神の一部分
自分＝神
なのだということを思い出すことが出来れば、一瞬で目の前はキラキラ輝く愛の世界に変化します。
全ての答えは、自分の中にあります。
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